男も爪の手入れをする時代。そう聞いたことはありませんか?
そう聞いてあなたはどう思いました?
「えっ、男も爪を磨くの?」
「どう手入れしたらいいのか、方法なんてわからないし…」
と思いませんでしたか?
ネイルケアといえば女性の専売特許ではありましたが、時代は変わりました。
男も爪の手入れをしなくてはならない時代です。
手入れをするといっても、ただ短く切るだけではありません。
その一方で、男が爪の手入れをしているのを「気持ち悪い」と言う女性もいます。
手入れしろと言われるのに、気持ち悪いと言われたらどうしたらいいの?と悩むことでしょう。
そこで今回は、
- 男が爪の手入れをしているのを気持ち悪いと言われる理由
- それでも男が爪を手入れをしたほうがいい理由
- どんな風に手入れをしたらいいか?
を解説します。
気持ち悪いと言われる理由
どうして女性の中には、男が爪の手入れをしているのを気持ち悪いと思う人がいるんでしょうか?
結論を言ってしまいますと、気持ち悪いと言われる理由をそろえてしまっているからなんです。
爪の手入れは女性がするものという先入観
爪を綺麗に磨き上げたり、あるいはネイルアートのように様々な装飾で輝かせたりするのは女性がするものでした。
爪=女性、という先入観があるのです。
その先入観のおかげで、女性がすることを男性がやっているとそれを女々しい行為とみているのです。
ですから、爪の手入れをする男性を女性は女々しい男性とみて気持ち悪いと表現するのです。
口コミでもこんな意見が出ています。
😣気持ち悪い
2009年12月1日 19:39
男性は男性らしく、しないと、どうして
引用元:発言小松 https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/279228/all/
爪をつやを出すなんて事をなさるのか・・
わかりませんが、気持ち悪いです。
芸能人でも、おすぎさん、イッコーさん
古い所では、よめ金トリオのキンヤさん
が、爪をピカピカにしてました。
この人は、ちょっと女性みたい、と思って
しまいますね、出来ればそこまでやるのは
やりすぎだと思います。
「気持ち悪い」と言われる環境を作っている
そもそも気持ち悪いという意見は、わざわざ女性に聞くから出てきているんです。
聞かなければ言われなかったのに、聞いてるからそう言われているということ。
女性は興味のない男性は観察しません。観察しないということは、あなたの爪が磨かれていようがいまいが、視界に入らないです。ですから、爪が磨かれているということに気が付きません。気が付きたくもないです。
その興味のない男性が、わざわざ「爪を手入れするのってどう思う?」なんてわざわざ聞くから「気持ち悪い」という意見を返しているだけなんです。
女性からみてその男性の立ち位置次第
女性から見たときにその男性がどういう立ち位置かで意見は変わります。
ぶっちゃけイケメンなら許されます。むしろ「そこまで気を遣って…!」と喜ばれます。
ブサイクならキモがられます。「気持ち悪い!」とドストレートの豪速球が放たれます。
「あの人はいいけど、この人はダメ」ということ。言ってしまえば、女性がその男性に好意があるかどうかです。
これは爪に限らず、ほかのことにも言えることですね。
例えば手をつなぐなら、恋人とするのはいいけど、ただの知り合いにされるのはイヤ。
お互いの関係性次第で、どんな風に思われるのかが決まります。
ですから、掲示板で意見を聞けば、間違いなく「気持ち悪い」という意見が出てきます。
それはお互いの立ち位置が知り合いレベルですらないからです。全くの赤の他人です。
見ず知らずのおじさんがいきなり磨いた爪を見せてきて、「これ、どう思う?」と聞かれたらどんな返事がくるか、もう答えはわかりますよね?
ですから、意見を聞く相手は選んだほうがいいです。いや、そもそも意見は聞かないほうが身のためといってもいいです。
ここまで気持ち悪いと言われる理由を述べてきました。
聞かなくてもいいことを、聞いてはいけない相手にわざわざ聞くから気持ち悪いと言われるんです。
ですので、気持ち悪いと言われたくなければ、聞かないことです。
理不尽ですが、爪の手入れをしなくても不潔と言われ、手入れをしていれば気持ち悪いと言われるのがオチなんです。なにしても気持ち悪いと言われるときは言われるんです。
その現実を受け入れましょう。
爪の手入れをしないことのデメリット
気持ち悪いと言われるくらいなら手入れなんかしなくてもいい…
そう思う方もいるはずです。
しかしぼくは、男性だとしても爪の手入れをしてほしいと考えます。
それは、爪の手入れをすることは自分のためになるからです。
爪の手入れ=自分の手入れ
あなたは最近、自分の手入れをしていますか?体調は万全ですか?
多少の無理は我慢してでもやり遂げようと頑張りがちになっていませんか。
しかしその我慢による負債が徐々に蓄積し、どこかで体を壊してしまう…そんなことが起きています。
ストレス社会と呼ばれる現代では、そのストレスによる体調不良はあちこちで起きています。
あなたの爪は今どうなっていますか?
爪は健康のバロメーターともいわれ、爪を見ることで自分の体調をチェックすることもできます。
爪は指先を保護したり、物をつかむときの指の支えになっている他、指の先端には、神経や血管が多く通っていることから、健康状態を映し出す役割も担っています。
引用元:2021年9月のプチ健康意識 https://seikatsuclub-kyosai.coop/kyosai/hugkumi/sukoyaka/health/2109.html
爪の手入れをするということは、爪をよく見ることになり、自分の体調異常に気付けるチャンスでもあります。
なんだか色がおかしい、なんだかでこぼこしているような…そんな異常に気付けるように、手入れを行いましょう。
それは、ただ伸びた爪を整えるだけでは気づきにくいです。伸びた爪を短くする作業をするのではなく、爪をいたわり自分をいたわる…それが爪の手入れをするということです。
爪が相手を傷つける
手は、最も他人に触れる部位です。
ということは、その手についている爪もまた、人に触れるということです。
爪が、触れた人を傷つける。そんなことをしたくないですよね?
特にその触れる相手があなたの恋人、妻であるなら、愛し合う行為もあるでしょう。その手が、相手の繊細な箇所に触れることもあります。
そのとき、爪が伸びていて傷つけたら?爪に挟まった汚れがそのままだったら?
そんなのは、嫌じゃありませんか?
だからこそ、爪の手入れをしたほうがいいです。
それが相手への何よりの配慮になり、結果的に自分のためになります。
印象が悪くなる
実は案外指先って他人に見られているんですよね。
「あの人、すごい爪伸びてた」
「なんかやたら深爪だよね」
手は日常で何かしら役割がありますから、どうしても人の視界に入りやすいです。だからこそ、ついつい見てしまうもの。
ぼくも、特に意識していないのに後輩の爪が視界に入って(ちょっと長いな…)なんて思うこともありました。まぁ長いからと言って何か気になるわけでもないんですけど、気にしてしまうものです。
そんな風に、無意識で人は見てしまっています。そのときに無造作に伸びっぱなしだったりすると、考えなくても印象は悪くなってしまいます。
今は特に清潔感が大事になってきています。
清潔感とは簡単に言えば余計なところ、気になるところが無いということです。
無精ひげに清潔感が無いと言われるのは、整っていないからです。気になってしまうからです。
爪も同じ。
整えることで相手に余計な印象を与えず、清潔感があると思わせることができます。
どんな風に手入れをしたらいい?
これまで爪の手入れをしたことが無いあなたは、じゃあどう手入れをすればいいのか悩んでいるでしょう。
手入れは大きく分けて二つ。
自分でやるか、お店でやってもらうか、です。
自分でやることのメリットは、好きなタイミングでできます。ですが、この記事を読むあなたはそういった爪の手入れは初めてでしょうから、仕上がりが綺麗にできないかもしれません。
また、自分でやるためには爪磨きのための道具も必要です。何の道具を買ったらいいかと悩んでしまいます。
お店でやってもらうメリットは、まちがいなくきれいに仕上げてくれます。ですが、その分お金はかかります。
じゃあどっちにすればいいのか?
ぼくは、まずネイルサロンで爪をきれいにしてもらうことをオススメしています。
最初はネイルサロンに行くことをオススメ
どうして最初にネイルサロンに行くことをオススメするかというと、
- きれいな爪というものがどういうものか、自分の爪で体感できる
- 「きれいな爪になった自分」に違和感がないか
- 道具をむだにしない
という点があります。
自分で爪の手入れをするにしても、「どんな感じにすればきれいな爪といえるのか?」が分からないと、ただ手入れをしてもきれいになりません。
なので、まずはきれいな爪を体感しましょう。つぎからは自分で手入れをするにしても、それを参考にしたほうがやりやすいからです。
「きれいな爪になった自分」は、今までの自分とは違います。その自分に違和感を感じなければそのまま爪の手入れを続けても大丈夫です。
それは、例えると美容室で普段と違う髪形にしたときに違和感を感じるかどうかと同じです。
「きれいな爪になった自分」に違和感を覚え、落ち着かないのであれば残念ながら爪の手入れはしないほうがいいかもしれません。
せっかくきれいになっても、きれいな爪に落ち着かなくなってしまい、指先をやたらと気にする様子を見せては他人からの印象も悪くなってしまいます。
また、この時点で爪の手入れが合わないと分かれば、道具をむだにすることもありません。
せっかく道具をそろえて爪の手入れをしても、2回目以降使うことがなくなってはもったいないですからね。
しかしそうはいっても、ネイルサロンに行くのは気が引けますよね。もちろんぼくもためらいはありました。
しかし実際にお店に向かい、サロンの方に聞いてみると男性のお客様は増えているそうです。さすがにジェルネイルやネイルアートまでしてる方はいないそうですが、ネイルケアをする男性は普通になりつつあります。
お店の方も、まさか男性が来るなんて…と思うことはありません。ひとりの客として、堂々とサロンに行けますよ。
ぼくの失敗談
ぼくは、最初は自分で道具を買い、自分でやろうとしていました。しかし、動画や記事を参考にしてもなかなかうまくいきませんでした。
そんな状態になってしまい、うまくできない爪の手入れ、中途半端な手入れだけしたみっともない爪具合に、「爪の手入れはぼくには合わない」とやめてしまいました。
しかし、そんなときに実はセッ〇スの機会が来たのです。
ぼくは急に、「こんな爪で相手を傷つけて嫌われたらどうしよう」という不安に駆られます。
そこで意を決してネイルサロンに向かい、爪を磨いてもらいました。
そこでプロの手によってケアされた爪を見て、ぼくは感動しました。そのときは、セッ〇スのために爪を磨かないといけないという考えは消え、ただ磨かれた爪が気に入ったのです。
以降、ぼくは再び自分で手入れをするようになりました。
初めての方が、道具をそろえていきなりきれいに磨けるかというとそれは難しいです。
何度か失敗することもあるかと思います。しかしそこであきらめてしまうのはもったいないです。
そんなときこそプロに手入れしてもらい、「きれいな爪になった自分」を実感すると、手入れをしたいという意欲がわいてきますよ。
それに、間近でプロの技を見るのもいいです。動画や画像だけでは分からない生の爪の手入れはものすごく参考になります。
自分で手入れするなら?
基本的な爪の手入れですと、甘皮処理→長さ調整→表面磨きとなります。
ですが、爪の手入れは少し手抜きするくらいがちょうど、甘皮処理はしなくてもいいです。
甘皮処理をしなくてもいい理由は
- 難しいので爪の手入れを挫折しやすい
- かかる苦労のわりに違いは分かりづらい
- 長さ調整と表面磨きさえすれば爪はきれいに見える
- やらなくても相手を傷つけることは無い
確かに甘皮処理まで行うと、ますますきれいに見えます。
ですが、その処理にかかる苦労は
甘皮処理 > 長さ調整+表面磨き
です。
ぼく自身、爪の手入れはしても甘皮処理は自分ではしていません。ですが、甘皮処理についてなにか言われたことはありません。
甘皮処理って難しいから、面倒でやりたくないんですよ。
また、甘皮処理はやりすぎないほうがいいとも言われています。
男性は凝り性が多いですから、一度気になると徹底的にやってしまうもの。
表面磨きにしても、削りすぎれば爪自体が薄くなってしまい、割れたりすることもあります。
自分で手入れをするセルフケアは、少し手抜きのケアがちょうどいいです。
なので、ぼくはセルフケアの道具としては、爪切りと爪磨きしか持っていません。
実際に僕が使っている道具はこれだけです。
これだけでも、十分な手入れができますよ。
手入れの手順
長さを整える
まずは爪切りで伸びた分を切ります。
爪切りは無印良品の爪切りを使っています。
大雑把に爪を短くしたあとは、ガラス製の爪磨きで先端を整えます。
爪切りで切った切り口はとがっていますので、切った後の磨きは絶対しましょう。
そのとき、爪切りのやすりではなく爪磨きを使うとより滑らかに仕上がります。
荒い面で凹凸をならす
次は爪磨きの粗い面で爪の表面の凹凸をならします。
ここで時短テクニックを紹介します。
一度磨いて1週間経った後くらいでしたらよ~く爪を見てみましょう。
爪は根本から伸びていきますので、毎回全体をならさなくてもいいんです。根元の新しく生えてきた部分だけ凹凸をならせば、オーケーです。
毎回全体をならしますと、その分爪を削ることになるので爪が薄くなり、割れやすくなってしまいます。削りすぎに注意しましょう。
細かい面で磨く
最後に爪全体を細かい面で磨き上げます。これで綺麗な爪の出来上がりです。
爪やすりで爪表面を磨くのはオススメしない
爪やすりのパッケージを見ますと、爪表面も磨いているので、わざわざ別に爪磨きを用意しなくてもいいんじゃない?と思いませんでしたか?
やめたほうがいいです。
爪は曲面を描いているのに、爪やすりは平面です。ぼくみたいな手先が不器用な人がやると、間違いなく磨きムラができます。
実際ネイルサロンでケアしてもらったときも、爪磨きには硬い爪やすりではなく、柔らかく曲がるスポンジ製の磨きを使っていました。
ぼくは爪を磨くにはこのガラス製の爪やすりでやるしかないんだ!と思い込み、不器用に仕上がった爪に恥ずかしい思いをしていました。でも、プロでも使っていなかったんです。プロでもやらないなら素人にはなおさら難しいわけだと、納得しました。
最後に
ここまで男の爪の手入れについて解説してきました。
あなたの不安は解消できたでしょうか?
男が爪の手入れをしてもいいんだと自信を持つことができたでしょうか?
そうであれば、ぼくとしても嬉しいです。
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甘皮がうまく向けないし、磨いても磨きにムラが出きてしまうんです…